分科会2019要約 「 bridges between peoples and individuals」

2019年一年間にわたって、カトリック教皇フランシスコのpopular movements大会四年間のメッセージを精読した。

3 年間テーマ:教皇メッセージ詳読により ”the people” とは何かを考える
5月 2014年大会メッセージ 「社会構造による罪」
7月 2015年大会メッセージ 「popular economyとは何か ~経済的実体法理~」
9月 2016年大会メッセージ 「ニセの預言者に打ち勝つには」
11月 2017年大会メッセージ 「新たな社会経済システムを目指して」

四年間のpopular movements大会を通じ教皇が言いたかったこと、それは、「bridges between peoples and individuals」に要約できる。

レタス収穫

レタス、昨日収穫した。夜、サラダにして食べたら、葉っぱが少しかたくなっていたがおいしかった。ど根性レタスの生命力を分けてもらったようでチョットうれしい。

アテスウェイのモンブラン

昨年末12月28日にアテスウェイのモンブランを妻と二つに分けて食べた。吉祥寺にほど近いとてもおいしいと評判のケーキ屋さん。本当にとてもおいしかった!下書きに入れたままだった。年末年始の忙しさで忘れていた。今頃になってアップ。

clm.249:the metaphysics of quantum physics

かつて科学(science)は「観測できるもの触れるもの」だけが現実(reality)だとする考え方、即ち、素朴現実論(naive realism)の上で組み立てられていた。

だから例えば「本当に大切なものは目には見えない」というサン・テグジュペリの名言は、多くの人間が心情的には共感するものであっても、「科学的」とは言えなかった。「非科学的」と考える人が多かった。

しかしこれが、最近の量子力学実験によって一変した。

まず20世紀の終わり頃、観測することも触ることもできない幾つもの現実 ー 隠された幾つもの現実、hidden realitiesこの呼称の発案者は柳瀬睦男) ー が実際に存在するということが、Bell実験によって実証された。

ついで21世紀に入り、初期段階ではあるが量子コンピュータが実現し、hidden realitiesは観測することも触ることもできないのに確かに存在し更に「利用可能」であることが実証された。量子コンピューターとは、簡単に言えば、hidden realitiesの一つ一つのrealityに、様々な初期値から同時並行で「解」の探査をさせるようなもの。中には一瞬で「解」に到達するrealityもあるため、古典コンピュータに比べ計算速度が格段に速い。つまり量子コンピューターが機能するということは、hidden realitiesが「利用可能」※)であるということにほかならない。

(※追記20200218:この表現はindividuals的だと気づいた。つまり半面的。私の中のpeoples的半面から、「hidden realitiesに関し私達は何らかのresponsibilityを担っている」という様な表現も付け加えるべきだった。自然を利用することばかり考えるのはエンジニアの悪い癖。反省!)

Bell実験と量子コンピュータ機能確認によって、観測することも触ることもできない幾つもの隠された現実の存在が疑う余地の無いものになった。「観測できるもの触れるもの」以外の現実が、現に存在することが確かめられた。素朴現実論(naive realism)が実験によって否定された。

「本当に大切なものは目には見えない」を「非科学的」とは言えなくなった。

この「驚愕の事実」に哲学者達はいち早く対応した。例えばニューヨーク市立大学の哲学者であるAlberto Corderoは1990年に”post-Bell physics”という用語を作り、哲学を新に構築し直す仲間作りを開始した。そしてSpringerから去年8月に、上掲のPhilosophers Look at Quantum Mechanics『量子力学を注視する哲学者達』(Springer Link)を出版した。

標題の”the metaphysics of quantum physics”でGoogle検索すると約3万件ヒットする。その意味は、physicsの訳語を「物理学」でなく「形而下学」としたほうが分かりやすい。「量子論形而下学の形而上学」という、ちょっと矛盾した意味。形而下学 ー 観測できるもの触れるものを科学していったら、いつの間にか形而上学 ー 現象を超越し、その背後に在るものの真の本質、根本原理、存在そのものなどを探究しようとする学問。神・世界・霊魂などをその主要問題とすることが多い(広辞苑 第七版) ー に辿り着いてしまったという意味。

この様に哲学者達の動きが速いのに比べ、宗教者達の動きは西洋においても遅い。これが、フランシスコ教皇がラウダート・シの中で幾度も「religionsとscienceのdialogue」(第10番bridge)を促す所以。Religious Believers Look at Quantum Mechanicsというような本が早く出版されないかなと、更にいえば、ラウダート・シ英語版がその第一号だと、教皇は考えているのだろう。

追記:「その第ゼロ号」として栁瀬睦男先生を挙げておくべきだった。幾つかの論文を紹介する。

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空豆 大丈夫

大晦日の夜は北風が強かった。元旦、区民農園を見に行った。空豆の苗が一本折れていたが他は大丈夫だった。(^o^)

そら豆を植えた

2019年最後の農作業。ブロッコリーやキャベツの収穫後の根茎葉を除去し空豆を植えた。根茎葉で45リッターゴミ袋一つになった。今朝(30日)は燃えるゴミの年内最後の収集日。収集してもらえた。ありがとうございます。では、皆さん良い年をお迎え下さい。(^o^)