“Oeconomicae et pecuniariae quaestiones” – 現行経済金融の様々な問題点、第二章の終わりまで半訳

第二章「根本となる様々な約因」の最後まで半訳した。これで、全34節のうち第17節まで、即ち、ちょうど半分を半訳したことになる。rev.3aとしてアップした。

余談だが、サブタイトルにある「considerations for an ethical discernment」という「複数形 for 単数形」の表現は、the common good(共通善)というものが何なのか、その本質を的確に表していると思う。

20240212追記:第二章の最終段落に、訳し忘れ箇所があった。下記のように訂正し、rev.3bとしてアップしなおした。
第二章最終段落の訳訂正:弱者のための部屋を持つ思いやりと包摂が住む住居、万人の形而上益のために富を使う場、形而上存在としての人間達が心楽しく生活し、容易に希望を持てる数々の空間。そういったa societyを構築する本来の彼自身・彼女自身は、カヴァーで覆(おお)われています。 このカヴァーをthe human personが取り外す。これを容認できるのは、私達が受け継いできた豊かな価値観だけなのです。この豊かな価値観に向かう展望を再度開くために、humanityを刷新しようとするan initiativeが、何よりも求められています。