いやここは、ブルータスではなく、ゲルマン傭兵隊長オドアケルの出番だ。
オドアケル:5世紀に活躍したローマ帝国の軍人。西暦476年、中央集権を強めた西ローマ皇帝ロムルス・アウグストゥルスを追放し、西ローマ帝国を滅亡させた。(出典:Wikipedia。この資料の5page参照方)
皇帝をはじめ誰も殺してはならない。それは問題の解決策にならない。却って、拗(こじ)らせるだけかもしれない。
今回もこの様に考えて、プーチン露大統領を追放するに留め、ロシア社会構造を、多種の倫理が拮抗し合う精神構造を持った人達による分権自律的なものに変えていく必要がある。なぜならばこの惨状は、プーチンという特定の個人によるものというより、caesaropapism(皇帝教皇主義)という、一つの特定な倫理が常に最優先となる社会構造による罪なのだから。(a structural sin)
プーチンを排除しても、根本原因である精神構造・社会構造を変えなければ惨禍は必ず再発する。