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本命、オランダのEoF Hub始動!

2025年EoF foundation発足以来、各国支部であるEoF Hubが続々と立ち上がる中、本命と思われるEoF Hub Netherlandsが、今日(20260124)発足する。「本命」というのはこのEoF Hubが、Tilburg Universityという「カトリック経済学」研究に特化した大学が主催するHubだからだ。

実は私(齋藤旬)も、2012年6月、即ちフランシスコ教皇着座2013年の1年前、Tilburg Universityが開催した或るシンポジウムに招かれて一日間だけの講義を行った。

その講義資料を今見返すと、14年間の急激な状況変化により幾つか手直ししたいところも出てくる。しかし、進歩派旗手であるフランシスコ教皇が選出される直前の状況を探るヒントも多い。当時のまま、以下に再掲しておく。

EoF関連 2018-2025 まとめ表

当ブログでは、教皇フランシスコ挨拶など様々なEoF関連資料を半訳し、あちこちにアップしてある。一覧があった方が便利だろう。まとめを作った。活用されたい。(^o^)

  EoF基調論文 2018年1月6日発行
 現行経済金融システムの諸相に関しan ethical discernmentするための様々な約因
 20260108半訳アップ
 “フランチェスコの経済”開催に向けて 招待状 2019年5月1日発行  20230209半訳アップ
 第1回EoF教皇メッセージ 2020年11月21日発行 20230505半訳アップ
 第2回EoF教皇メッセージ 2021年10月2日発行  20230620半訳アップ
 第3回EoF教皇メッセージ 2022年9月24日発行 20230807半訳アップ
 第4回EoF教皇メッセージ 2023年10月6日発行 20231021半訳アップ
 第5回EoF教皇メッセージ 2024年9月25日発行 20241130半訳アップ
 第6回EoF教皇レオ14世メッセージ2025年11月28日発行 20260224半訳アップ
 EoF Foundation始動 20250201半訳アップ
 欧州経済思想史学会(ESHET)- EoF 2025合同セッション
       “EoF: 経済学の新地平線”
   20250206半訳アップ
 ESHET-EoF 2025 アブストラクト 書いてみた。 20250212半訳アップ

clm.315:経済という概念そのものの見誤りを反映して、利益最大化原則は他の約因から切り離されることが頻発する。

在位2013年~2025年の教皇フランシスコが著した文献に「契約における約因」という用語、即ち、a term: considerationが最初に使われたのは、英語版 Laudato Si’ (24 May 2015)第195段落の冒頭の文章:

The principle of the maximization of profits, frequently isolated from other considerations, reflects a misunderstanding of the very concept of the economy. 
経済という概念そのものの見誤りを反映して、利益最大化原則は他の約因から切り離されることが頻発する。

そして教皇フランシスコは、3年後の2018年1月には、Economy of Francesco基調論文を、
Considerations for an Ethical Discernment Regarding Some Aspects of the Present Economic-Financial System
現行経済金融システムの諸相に関しan ethical discernmentするための様々な約因
・・・というサブタイトルの下に発行した。

教皇フランシスコは、着座が2013年で、Laudato Si’発行が2015年5月、EoF基調論文発行が2018年1月、2020年から2024年は毎年EoF大会を開催した。彼にとってのメインテーマが「経済システムの根本からの刷新」であったことがわかる。

トランプ大統領は、経済という概念そのものを見誤っている。だから彼は利益最大化原則を他の約因から切り離して優先する。money moneyと言い続け、「本来の経済」を破壊し続ける。

私達はそうならないために、幾度も幾度も、EoF基調論文を熟読する必要がある。あらためて、和訳版のEoF基調論文を以下に示す。