テーマ案:“one reality”という言葉に込めた教皇の思いを探る

2025年分科会テーマを何にするか思案中。標題の様なことも考えている。概要は:


フランシスコ教皇は2024年10月、回勅Dilexit nos(He has loved us)を発行した。その冒頭には、”a personal centre, in which love, in the end, is the one reality that can unify all the others”:「ペルソナの中心には愛がある。即ち、全ての他者を一つにできるone realityをその究極とする愛がある」という言葉がある。その一ヶ月前、インドネシア等訪問した際の教皇ミサ説教の第七段落では、”ultimately, life always brings us back to one reality: without love we are nothing.”:「究極、生命は『愛がなければ私達はnothing』というone realityに私達を常に引き戻す」とも述べている。2022年7月の『カナダ先住民への謝罪』第三段落では、エフェソスへの手紙 2:14-22を参照して“Jesus reconciles by bringing together, by making two distant groups one: one reality, one soul, one people.”:「イエスは人々を集めて和解させる。二つに隔たったグループを一つにし、one reality, one soul, one peopleにする。」とも述べている。一方、物理学者ハイゼンベルクが1958年に講演Physics and Philosophyで述べたように、量子論は無冠詞reality概念の深奥に迫る一つの道を開いた。(このブログ記事参照方) 2025年分科会では、”one reality”という言葉に込めたフランシスコ教皇の思いを探る。


・・・という様な案。どうしようかな…。