分科会 2018#2「倫理改革」は、左記:カトリック社会教説における主権者(sovereign)の変遷 —「主権者が替われば倫理も変わる」、をテーマにして開催します。
1891年に始まったカトリック社会教説が、主権者(sovereign)は誰であるとして捉えていくのか、その変遷を時代を追って七つの回勅論文から拾い出します。民主主義を抑圧していた19世紀末から150年かけて、民主主義の熱烈なchampion(擁護者)と変わっていく過程を追います。その過程でカトリック社会教説は、社会をthe public sphere(非国家領域)とpublic sphere(国家領域)の「重なり合う和集合」として捉えていくようになります。
この過程の結果、新たな倫理観(morality)として徳倫理(virtue ethics)が重要となってくることが、2016年のPope Francis回勅Amoris Laetitia(邦題:愛のよろこび)で説かれます。分科会 2018#2では、この徳倫理(virtue ethics)を、public sphere(国家領域)の倫理である功利主義倫理(utilitarian ethics)と「主体」「法廷」「葛藤」「原則」が異なることを比較して説明します。
~archivesの「勉強会」の欄に、分科会 2018#2の配付資料をアップしました。参加ご希望の方は、資料をダウンロードし良く読んだ上、参加の旨を私(齋藤旬)まで通知してご参加ください。
追記 20180412:当日のプレゼン用パワポも、~archivesの「資料・グラフ」の欄にアップしました。参照リンクが使えます。参加を検討される方はこちらもご覧ください。
日時 | 2018年5月19日土曜日 13:30-15:30 |
場所 | 東京都 新宿区 信濃町 33 -4 カトリック真生会館 1Fホール |
テーマ | 倫理改革 カトリック社会教説における主権者(sovereign)の変遷 —「主権者が替われば倫理も変わる」 |