新たな社会経済システム」タグアーカイブ

勉強会開催通知(#4)

第四回勉強会を開催します。開催通知を~archivesに置きました。

日時2017年12月2日土曜日 16:00-18:00
場所永福和泉地域区民センター 第5集会室 杉並区和泉3-8-18 井の頭線永福町駅徒歩5分
テーマ徳倫理とは何か、こんな例から考えてみよう:
「これくらいはイジメじゃない」と行為者や第三者が思っても、
行為の受け手が「これはイジメ」と感じたら、それは「イジメ」。

教皇フランシスコの説教:画一化による独裁がfreedom of conscienceを破壊する

表記を~archivesの「半訳」にアップしました。freedom of conscience(良心の自由)という概念は、1517年に宗教改革を始めたマルティン・ルターが発明しました。500年経ち、カトリック教皇がその言葉を使って、「独裁」とは何か、その対処法は何か、説明しています。500年前、ルターの宗教改革に呼応してカトリック内部からもcounter reformation(対抗宗教改革)が始まりました。この対抗宗教改革の主な担い手が、1534年に設立されたカトリックのイエズス会です。イエズス会から選出されたカトリック教皇フランシスコが、freedom of conscience(良心の自由)という言葉を使ったのです。カトリック自体の宗教改革がいよいよ本格的に始まったのかもしれません。

『倫理観:カトリックの視点』序文 by Alasdair MacIntyre 半訳rev.1

表記を~archivesの「半訳」にアップしました。西洋倫理は、徳倫理→功利主義倫理→徳倫理と推移してきています。即ち、13世紀にトマス・アクィナスがニコマコス倫理学(アリストテレス)にキリスト教要素を加味してvirtue ethics(徳倫理)を形作り、近代合理主義の訪れと共に功利主義倫理が主流となり、20世紀後半からポスト世俗化の潮流が押し寄せると共に再び徳倫理が目覚ましい復活を遂げつつあります。この徳倫理復活の経緯をカトリックの視点からまとめたのが本書であり、それをまた二頁の序文にまとめたのがアラズデア・マッキンタイアです。この序文に詳細な訳注をつけて半訳しました。徳倫理復活の経緯をザッと掴むのに最適な資料だと思います。

コラム242 「哲学も科学も、客観的に証明できないが人間の主観が真と認める何らかの「公理系」から演繹される点は同じ」

~archivesのコラム欄に「哲学も科学も、客観的に証明できないが人間の主観が真と認める何らかの「公理系」から演繹される点は同じ」をアップしました。