月別アーカイブ: 2017年11月

アンドレア・モンロー:税制におけるIntegrity(partnership税制再考)

表記論文の結論部を半訳し、~archivesの「半訳」にアップしました。自然法派の法哲学者Ronald Dworkinが提唱するIntegrity of Law(法の純一性)を備えてこそ、”simplicity, flexibility, and equity as between the partners”という価値観を持った本来のPartnership Taxationが得られる、という主張です。著者はPartnership Taxationのメッカ、NYU出身のアンドレア・モンローです。このほかにも幾つかの関連論文を著しています。今後も新しい論文を出していくでしょう。注目していきます。

勉強会開催通知(#4)

第四回勉強会を開催します。開催通知を~archivesに置きました。

日時2017年12月2日土曜日 16:00-18:00
場所永福和泉地域区民センター 第5集会室 杉並区和泉3-8-18 井の頭線永福町駅徒歩5分
テーマ徳倫理とは何か、こんな例から考えてみよう:
「これくらいはイジメじゃない」と行為者や第三者が思っても、
行為の受け手が「これはイジメ」と感じたら、それは「イジメ」。

教皇フランシスコの説教:画一化による独裁がfreedom of conscienceを破壊する

表記を~archivesの「半訳」にアップしました。freedom of conscience(良心の自由)という概念は、1517年に宗教改革を始めたマルティン・ルターが発明しました。500年経ち、カトリック教皇がその言葉を使って、「独裁」とは何か、その対処法は何か、説明しています。500年前、ルターの宗教改革に呼応してカトリック内部からもcounter reformation(対抗宗教改革)が始まりました。この対抗宗教改革の主な担い手が、1534年に設立されたカトリックのイエズス会です。イエズス会から選出されたカトリック教皇フランシスコが、freedom of conscience(良心の自由)という言葉を使ったのです。カトリック自体の宗教改革がいよいよ本格的に始まったのかもしれません。